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包帯クラブを観た。で感想など。。
ずっと気になっていた、包帯クラブ(原作:天童荒太)をDVD借りて観ました。予想外に大コケした映画らしいけど、なんでだろう?地味だから?テーマが重過ぎるから?もったいないなあ。ちなみにこの写真は、“友達の悪気の無い携帯メールに傷ついてしまい、携帯に包帯を巻いた”状況をイメージしました(苦笑)
私はこの映画、すっごく良かったです。というわけで、めずらしく邦画のレビューです。あ、洋画もあんまりレビューしてなかったか;
今日、TSUTAYAに返さなきゃいけないんだけど、返したくないわ。そうだ、買おう、買ってしまおう。と、HMVに注文を入れました。
普段は“俺たちフィギュアスケーター
”とか、“スクール オブ ロック
”のような、深く考えずに笑える映画が大好きなんですけど、たまにはこういう映画を観て自分としっかり向き合うのもいいかもと思いました。10代の若者達の映画ですが、おばさんの私が観てもじーんときました。
まずは、包帯クラブのかなりおおざっぱな、前半4分の1くらいのあらすじ。この先が知りたい方は、DVDか原作本をご覧ください。
ワラ(騎馬笑美子〔石原さとみ〕)は、レトルト食品の袋を包丁で切ろうとして間違って手首を切ってしまい病院へ。医者からリストカットと決め付けられてしまう。毎日の生活に嫌気が差していたワラは、病院の屋上のフェンスの上に立つ。
そのワラを救ったのは、後ろからワラのスカートの中を覗き込んでいたディノ(井出野辰耶〔柳楽優弥〕)。自殺する間際にもスカートの下にジャージを履いていることディノにからかわれ、怒るワラ。これがワラとディノとの初めての出会い。
(ここでワラと出会わなかったら、ディノもまた、この屋上から飛び降りていたかもしれない。ふたり、出会えてよかったね♪)
ディノはお詫びにワラの心の傷の手当てをする、といい、ワラが飛び降りようと立っていたフェンスに、ワラの手から解けた包帯を巻く。ワラは、それを見て心が楽になっていくのを感じながら、表面はつっけんどんな態度を取り、ディノの前から去る。
翌日、親友のタンシオ(丹沢志緒美〔貫地谷しほり〕)が彼氏と別れた場所・公園のブランコで泣きじゃくっている。ワラは、ディノがしてくれたように、自分の腕の包帯をほどき、ブランコに包帯を結ぶ。タンシオは、ワラがびっくりするほど泣いて大喜びする。
タンシオは嬉しさのあまり、ネットの掲示板に「友達が、失恋した私のために、ブランコに包帯を巻いてくれた!」と包帯を巻いた画像付きで書き込む。それを観ての感動のレスが続々と付く。その中にいた予備校生のギモ(柳元紳一〔田中圭〕)が「包帯クラブ」のホームページを立ち上げ、包帯クラブ結成というワラにもディノにも予想外の展開が進んでゆく。
この包帯クラブ、池袋ウエストゲートパークの堤幸彦監督作品なのです。
いやいや、さすが堤幸彦監督だわ~♪といっても“池袋ウエストゲートパーク”しか知らないんですけどね(笑)私“池袋ウエストゲートパーク”大好きだったんですよね。
珍しく邦画にお金を使いました
実は、邦画ってほとんど観ない私です。ましてやレンタルしたりDVD買ったりなんて皆無だったんです(洋画だって子ども向けのアニメ買うくらい)が、これをきっかけに邦画に興味が向いてくるかも?と思いました。
人から見たらばかばかしいことを大真面目に行うって素敵かも
人が傷ついた場所に包帯をまくってなんじゃそりゃ?ばかばかしい。と思っていたら、映画の登場人物たちもそう思っていたようで。。でも、ばかばかしいと思いながら包帯をあちこちに巻いているうちに人の痛みを知ることの大事さに気が付いて、自分自身の痛みとも向き合えるようになり。。
別に包帯じゃなくてもいいんです。
たとえば、毎月赤字で、家計簿ながめてため息ついているおかあさんに、ちいさな男の子が、500円しかない貯金箱を渡して、
「おかあさん、これ、あげる」
という。
500円では、赤字はどうにもならないけど、母はとっても心が癒されて、がんばろう!という力がわいてくる。
包帯クラブのメンバーが巻く包帯はそんなもの。“痛いの痛いの飛んで行けー♪”っていうおまじないのようなもの。
包帯まかれた人は、包帯まいたってどうにもならないじゃん、ばかばかしい!と思いながら、包帯クラブのメンバーの優しいピュアな気持ちがじーんと伝わってきて、前向きな気持ちになれる。要するに、大切なのは、包帯を巻くことではなくて、相手の傷ついた心をなんとか癒したいという気持ち。
ディノがワラのためにフェンスにまいた包帯は、ディノの精一杯の優しさと思いやり、なんですね。だからワラの心が動いた。
包帯クラブの前、中学時代にワラたちが結成していたのが方言クラブ、っていうのもなんかいい。体育会系で目標持って頑張っている子戦っている子達も素敵だけど、なんだそれー?ってことに熱中できることもなんだか素敵♪
登場人物がみんな可愛くて素敵なのです。
もうねーみんな可愛いんですよ。ぎゅーっと抱きしめたくなるくらい。特にタンシオちゃんがピュアで、ツボにはまってしまった。田中圭くんのギモもなかな良かった。田中圭くんて、くせがなくて嫌味がなくていいなあ。佐藤千亜妃ちゃんのリスキも切れやすい女の子を魅力的に演じてました。
キレートレモンのCMで私のツボにはまった関まゆみちゃんも出ているのも嬉しい。(今は東京ガスのCMにロボットの役で出ている子です。妻夫木聡くんをぶっ飛ばすシーン、いつも笑ってしまう。)今回はCMでのコミカルなイメージとは違う真面目でお堅い役でしたが、凛とした美しいお顔に真面目なキャラがよく合っていました。
やっぱり、柳楽優弥くん演じるディノは別格です。
勿論?柳楽くんが演じるディノは別格で素敵でした。“星になった少年”や“シュガー&スパイス”を観たときは(あ、テレビでです。映画館では観てません、ごめんなさい))、正直言って“すっごくこの子好きだけど、、せりふが棒読みなのは気のせいですか?”と思ったんです。
でも、今回の柳楽くんは本当に生き生きしていて良かった。
なんでも、原作者の天童新太さん、小説を書く時点で、柳楽優弥くんを思い浮かべながら書いたのだとか。これはイメージにはまるわけです。
テンション高くて、いつも突拍子の無い行動をとるけど、、じつは繊細で壊れやすいディノ。変人ディノを生き生きと演じる柳楽くんの姿は、変人好きの私(というか、私自身が変人なので)にはほんと、たまらんです。
石原さとみちゃんのワラもはずしちゃいけない
石原さとみちゃんて、本当に綺麗で、ほんわかしていて、嫌味がなくて、清潔感があって、それでいて色っぽい。そんな石原さとみちゃんのワラが、この映画の透明感の源になってる気がします。
突っ込みどころもあるけれど。
突っ込みどころはありますよ。まず、勝手にいろんなところに包帯巻いちゃいかんでしょ!せめて巻いたらはずして片付けなさいよ!みたいな。 ほかにもいろいろと。でも、それを差し引いても、いい映画でした。
追記:包帯クラブのDVDが届きました。(2008/3/30)
時間があまりないのでメイキング映像のみ観ました。映画ってこんなふうに作るんだー。と感激。
これからも、DVD買って手元においておきたいと思える映画と出会いたいなあと思う私です。
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2008年03月26日

